批評家がマレーシア国産ホラー映画の中でもっとも怖い映画と評する「ジャンガン・パンダン・ブラカン(後ろを振り返るな)」(アーマド・イドハム監督)が4月初旬に公開されたが、初日の興行収益記録を塗りかえるとともに、公開から4日間の収益が220万リンギとなり、20年間のマレーシア映画史上最高を記録する大ヒット作となっている。この映画は公開初日に41万リンギの収益をあげ、「チチャックマン」が記録したこれまでで最高の初日興行収益35万リンギを上回った。
自宅で謎に包まれた死を迎えた婚約者ローズの死の原因を調査する若い男性ダルマをめぐる回想を描いたこの映画を製作したメトロウェルス・ムービー・プロダクションズのプロデューサー、デビッド・テオ氏はすべての民族にアピールする映画であると指摘、民族の枠を越えてヒットしたこれまでのマレーシア映画「セペッ(細い目)」や「プトリ・グヌン・レダン」、「ポンティアナ・ハルム・スンダ・マラム」のような作品になりうる映画であると語っている。またマレーシアのこれまでの興行成績の記録は、「スンビル・」の610万リンギだが、テオ氏はこの映画にはそれを上回る可能性があるとの強気の見通しを示している。
マレーシア検閲庁は、妊娠した女性や心臓に疾患を抱える人に注意して鑑賞するよう促すことを条件にこの映画の上映を許可した。
是非日本に配給してください。