「反中国」でジャッキー『ラッシュアワー3』上映禁止?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070801-00000026-scn-biz香港の映画スター、成龍(ジャッキー・チェン)とクリス・タッカー主演のアクション映画『ラッシュアワー3』について、中国当局が「反中国的」との理由で中国本土での上映禁止を検討していると海外各メディアが報じた。中国系ニュースサイトの多維新聞網が伝えた。
業界関係者によると、この映画が中国人ギャング団をテーマにしていることを中国当局が不満に思っているという。
映画は、香港とロサンゼルスの警察の刑事にふんする成龍とクリス・タッカーが国際捜査に乗り出すストーリー。2人はパリで現地の中国人ギャング団と戦いを繰り広げる。
中国電影集団の幹部によると、中国政府は中国本土で上映できる外国映画を選別しており、上映は毎年約20本に限られる。2007年はこれまでに『トランス・フォーマース』、『スパイダーマン3』、『パイレーツ・オブ・カリビア/ワールドエンド』など多くの大作が上映済みだ。
映画を管理する国家ラジオテレビ総局電影事業管理局の担当官は「『ラッシュアワー3』は上映禁止にしていない」と話している。
同局は、外国の映画会社に対し、中国当局に不都合な場面の削除を命ずる権利を持ち、『パイレーツ・オブ・カリビア/ワールドエンド』でも、東洋系の海賊の頭領が「中国人を醜く扱った」として関連シーン約10分間がカットされた。